ARGONNE

アルゴンヌ
アルゴンヌ

『アルゴンヌ』とは古いフランス語で、湿った土壌を意味します。この森は砂岩の一種で病原菌に耐性のあるgaize(ゲーズ)土壌からなりますが、この土壌で樫の木はゆっくり時間をかけて成長するため、非常に目の詰まった木質になります。これを熟成に使うと、ワインには驚くほどの緻密さがもたらされます。

シャンパーニュ アンリ・ジローは、樽を作るための樫の木を1本1本選び抜き、それぞれの木材が森の中のどの区画で伐採されたものか地理的に完全に把握。そして樽に区画名の焼き印を入れることで、森のテロワールまで完璧にトレースしています。樽の火入れも当主や醸造長が樽職人と一緒にコントロールし、その年のブドウ、それぞれのキュヴェに合わせるべき樽を作ります。 また一方でONF (Office National des Forêts / フランス森林局) とパートナーシップを組み、森の保存や調査を行っています。

アルゴンヌとしてのファーストヴィンテージである「ARGONNE 2002」は、アルゴンヌの樫樽100%で1年間樽熟成、8年の瓶内熟成を経て2013年にわずか8,500本がリリースされました。

アルゴンヌ 写真
アルゴンヌ 写真

ARGONNE アルゴンヌ'
ARGONNE 2013
アルゴンヌ 2013

アルゴンヌの森のオーク新樽を100%使用し、この森のテロワールとアイ村のテロワールという2つの長所を最大限に生かして造り上げられた、アンリ・ジローの最高級キュヴェ。一次発酵から15か月の樽熟成の後、長期瓶内熟成。きれいな酸に美しい緊張感、印象的なテクスチャー。エネルギーがあり、骨格がしっかりしている。完璧にバランスが取れた、過剰でない繊細さ。2002、2004、2008、2011、2012に続くヴィンテージ。

- Composition
ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%
- Aspect
濃いイエローゴールドからピンクがかったブロンズ
- Nose
ブラッドオレンジや日なたのようなクリーンな香りに始まり、すぐにメントールのようなフレッシュな香り。ダークチョコレート、チェスナットを熱した香りに変わっていく。
- Palette
暖かみがあり骨格のしっかりした、素晴らしいワイン。味わいと香りの相関性が明白で、基本はシトラス系。チョークのニュアンスを持つ見事な後味によって、きれいな酸と美しい緊張感、テクスチャーが印象的なワイン。豪華さの中にアプリコットとミラベルの風味が混じりあう。

アルゴンヌ 写真